20歳の自分に受けさせたい文章講義
というわけで、文章を書くにはどうすればいいのかという本です。この作者さん、もともとは映画監督になるために大学で勉強していたそうですが、いろいろあってフリーライターになったんだとか。だから、文章の書く手法が、映画を撮るみたいな感じで書かれています。例えば、文章の面白さは「構成」で決まる→文章のカメラワークを考えるとあり、客観のカメラ、主観のカメラを使い分けようなんてのは、まんま映画の手法に当てはまります。ずーっと客観では面白くないし、ずーっと主観ではしんどいし、映画なんかはうまく切り替えますからね、それを文章でも応用しようというわけです。
あと、”説得”せずに”納得”させるなんてのも、文章を書く上では大事ですね。文章を書くというのは、人に対して影響を与えようとする行為で、何かしらの自分の主張を書くわけですが、でも、”説得”というのは拒否反応を示すもの、一方”納得”であれば、拒否反応も起こらない、ならばどうやって”納得”させるか、みたいなテクニックが書かれています。
なかなか気づきにくいコトも書かれていて、もけもけしんぶんを書き続けて気がつけば12年で干支一周という私でさえ、ほほうと納得させられるコトが多かったです。まぁ、仕事で文章を扱っている人と、たま~に思い立ったように文章を書いている私とは、そりゃあ重みというかが全然違いますけどね。この本、20歳の自分に受けさせたい文章講義というタイトルですが、30歳でも40歳でも構わないと思います。一読の価値は十分ありますよ。
私にとって、ココで文章を書くというのは、自分の頭の中の整理と、いろいろ面白いコトがあるからみんなにもおすそわけ的な要素があります。だから、読んでもらうのが大前提です。でも、文章がぐちゃぐちゃで読みにくかったら、せっかくの面白いコトも伝わらないのです。それは困るので、今でもこういう本を手にとって、どうすれば良い文章が書けるのかとか、考えたりするのです。
2012年5月14日







